前回のマスキング作業では発狂一歩手前だったなにとぞです。
以前素敵なアイテムを購入していたのをすっかり忘れていましてね、今回丁度いいタイミングだったので、試すことにしました。ファレホのリキッドマスク。いわゆるマスキングゾルです。
ハセガワやらクレオスからも似たような商品が発売されていて、ワテクシも以前日本に居た頃にクレオスの製品を使った事があるのですが、仕様変更してからはずっと使わなくなってしまいました。
そして今回塗料系を水性アクリルに変えた事だし、ファレホ製品としてマスキングゾルも販売されている事だしって事で、マスキングゾルもファレホに乗り換えてみました。
製品名はリキッドマスクです。
ちなみに匂いはありません。
以前クラックメディウムを試した時のスプーンを使って試してみました。
通常のファレホ塗料のように、まずは容器をよく振って撹拌し、適当な量を小皿に取り出して、そのまま筆でスプーンに塗りつけました。水やシンナーによる希釈はしていません。
そして数分程待った後で触ってみて張り付く様なベトベト感が無くなってから塗料を筆塗りしてみました。今回は手元にあったジャーマングレーを塗りつけました。それがこちら。
リキッドマスクは三箇所塗りつけたのですが、直後の画像を撮るのを忘れてました。てへぺろっw
そしてジャーマングレーが乾燥した頃を見計らって、リキッドマスクを剥がしてみました。それがこちら。
中央右寄りのぽっかりと大きな穴が空いたようにジャーマングレーが剥がれている場所は筆で厚めに一回だけリキッドマスクを塗った部分です。
左側にぽっかりと中位の穴が空いたように剥がれている場所は、筆で二回に分けてリキッドマスクを塗った部分です。
最後に大きな穴の上でごちゃごちゃと中途半端になっている部分は筆で薄めに一回だけリキッドマスクを塗った部分です。
さすがに一回だけ薄く塗っただけだとマスクが薄過ぎて剥がれにくくなってしまいました。
薄く二回に分けて塗り重ねただけでも充分効果がありました。
厚く一回塗りつけたものでも充分効果がありました。
剥がす時には指で若干強く押しながら滑らせるような感じに圧力を加えると、びよぉ〜〜んと伸びて剥がれていきます。無理にカッターで剥がそうとすると下の塗膜まで傷を付ける事になるのでご注意くださいませ。
素材的にはビニールの様なゴムの様な感じでよく伸びますが、ある程度伸びるとプチッと切れます。多分リキッドマスクの厚さがもっとあれば感触もまた違ってくるのかもしれません。
リキッドマスク塗布後にナイフで自由にカット出来るかも試してみました。
一回だけ厚めに塗布したリキッドマスクをナイフでカットしたものがこちらです。
カクカクっとナイフでカット出来ているのが分かりますでしょうか。クレオスのマスキングゾル改やハセガワのマスキングリキッドに近いのかもしれません。
ハセガワや最近のクレオスの製品の性能が分からないので実際に比較する事は出来ませんが、ファレホのリキッドマスクは結構役に立ってくれそうです。
ただ、問題がありまして・・・(-_-;
クレオスのマスキングゾルは専用の容器に付属の筆を使って塗布する仕様だったかと思うのですが、このファレホのリキッドマスクにはそんなものは付いていません。なので通常の筆塗りに使用する筆を使わなくてはなりません。
ここで注意が必要なのは、使用した筆の洗浄です。
乾燥してゴム状になる前であれば水で落とす事が出来るのですが、一旦ゴム状になってしまうと強力なツールクリーナーでさえも綺麗にする事は不可能になります。溶剤で溶けないんです。
ゴムっぽいからオリーブオイル等の油で溶けるかな?と試してみましたが駄目でした。性質的には伸縮性のあるビニールと言った方が正解かもしれません。
なので、手元にすぐ筆を洗浄できる環境を用意するか、もしくは使い捨ての筆を用意してそれを使用するのが良さそうです。
どうせ乾燥後にカット出来るのだからボタ塗りしても問題無いって事で、最悪筆じゃなくても爪楊枝やらグルーアプリケーター等でもいいとは思います。他にも使い終わった接着剤の容器(デフォルトで筆が付いてるぜっ!!)をこのリキッドマスク用に再利用するって手もアリですね。
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