やっと完成報告の記事までたどり着きました。調べてみると製作開始は一年以上前です。
元々マイナーな機体の古いキットという事もあり、どれだけの人がワテクシの製作記事を興味深く見ていたかは謎ですが、少なくとも製作者であるワテクシにとっては言葉に表すのが難しい程の思い入れのある完成品となりました。
当初は百式さんの装備の一環としてオマケ程度の扱いでサクッと完成させるつもりでいましたが、メタスさんのキットの懐の深さもあり、記事数が200に突入してしまう程のボリュームになりました。
途中で何度も脱線していた事もあり、一年以上も(無駄にw)時間をかけて製作した割には、工作や塗装のクオリティが低い部分が色々と目につく部分もチラホラと・・・orz
そんな完成品ではございますが、このキット製作を通して色々なチャレンジをして沢山の経験値を積ませていただいた結果の、今のワテクシの技術の集大成として見ていただければ幸いでございます。
って事でまだまだ色々とこのキットについて語りたい事がてんこ盛りであるのですが、さっさと完成品のご紹介をしていきたいと思います。今回は結構沢山の画像を撮っているので、複数回に分けて完成品の紹介をしていきたいと思います。まずは通常のメタスさんの状態からのご紹介です。
いつものワテクシの完成品と同じく、今回のメタスさんも劇中のイメージを損なう事のないように独自のアレンジを加えずに製作しました。パッと見ではキットの素組みとなんら変わらない見た目になっているかと思います。
元々のキットの造形が優秀な事もありその劇中再現度が高いので、そのまま製作しても素晴らしいメタスさんになると思います。
ただこのキットは挟み込みが非常に多いので、そのまま製作すると後で非常に塗装がしにくくなります。しかししっかりと後ハメ加工を施せば、非常に作りやすいキットになります。
まずは立ち姿をぐるっといっときます。とは言っても今回は立たせないでスタンド使ってますけどw
股関節フレームはキットのものを使用せず。MS時用のものとMA時用のものの2つを製作しました。これはキットのものを後ハメ加工するよりは、2つ用意してしまった方が楽だったからです。
MS時用のものは角度を付けてあるので、足がキット標準のものよりもハの字に開くようになってます。股関節フレームを自作するのはそれ程難しくなく、塗り分けする際にもポーズ付けするにも非常に効果的なので完全変形にこだわらないようであればおすすめです。
背中のユニット両横にあるセンサー部分はジャーマングレーで一旦塗装してあります。一部に付属シールの余白のシルバー部分のシールをカットして貼り付け後、クリアグリーンのプラ版を上から貼り付けているので、全体がセンサーっぽく、そしてその一部が内部から光って見えるようにしてあります。めっさ伝わり難い表現ですけどw
デカールは控えめに貼っています。スネ外側左右それぞれにエウーゴマークとアーガマのイニシャルを貼ってみました。
各部の配色は基本的には設定に準拠していますが、細かく塗り分けた方が情報量がアップすると思われる場所はちょこちょこと細かく塗り分けています。
ちなみに今回人生初めてのグラデーション塗装にチャレンジしてみました!!
でもエアブラシによるグラデーションではなくて、ドライブラシによるナンチャッテなグラデーションですけど。エアブラシの使い方が下手っぴなワテクシにはこれが限界です・・・。でもエアブラシでグラデーションするよりも神経使わずにグラデーション効果を付加出来るので、ワテクシみたいな下手っぴには楽かな〜と。
そして今回初めて墨入れにゲームインクシリーズの塗料をスミ入れに使用しました。オレンジイエローの部分にフレッシュウォッシュを、ケーブル部分にグリーン(ブラックグリーンだったかも⁈)を使ってみました。
今までは拡大画像を紹介した事があまりありませんでしたが、今回はちょっと拡大写真も撮ってみました。
まずは上半身。胸部上面だけで様々な部分を色分けしてみました。そして胴体のくびれとなるフレーム部分は通常では関節色のみですが、関節色、クローム、ゴールドと塗り分けてあります。
ちなみにメインカメラは改造して可動式にして更にメタリックシールやらレンズやらを付けてあるんですけど、特定の角度から見ないと分からないという悲しい結果に・・・ぐはっ!!(吐血 _:(´ཀ`」∠):_
この画像だとちょっと見づらいですが、腕の関節可動部分はゴールドやクロームで塗り分けてあります。
また肩上部センサーには内部メカを埋め込んであり、塗装後に後ハメ可能な様になっていますが、ディテールアップも兼ねてそのはめ込む場所を隠すためのディテールが影の部分に存在し、ディテールアップと工作隠しの一石二鳥状態になっています。
ちなみにセンサー部分はくり抜いて後からクリアグリーンのプラ版を差し込んであるので、内部ディテールが何となく見えるようになってます。その下の丸いセンサーは、キットのシールを張っただけです。Hアイズをその上から貼ろうかと思いましたが、そのままでも充分素敵なのでレンズは貼らずにそのままにしました。
分解した画像を使って別の記事で解説する予定ですが、ビームガンは完全に後ハメ加工を施してあり、更にビームガンの後ろにはささやかながら適当にディテールアップパーツを埋め込んで情報量を上げました。
胴体脇には丸イチモールドディテールと小さなフレームディテールも埋め込んでありますが、通常の立ち姿だと殆ど見えませんw
そしてメタスさんと言えばレコアさんのパラスアテネを発見した時の「そのモビルスーツ!!」のシーンが印象的です。
すいません。ポーズ付けのスキルがいまいちなので格好いい姿勢をとらせる事が出来ません。撮影スキルと合わせて今後の課題だと思っています。ぐはっ!!(吐血 _:(´ཀ`」∠):_
角度付きの股関節フレームを自作したおかげで、股間がしっかりと開いてくれます。
そして腰のフレームを切断し、中心にABSのランナーを埋め込んであるので回転可動も出来るようになって、一層ポーズが付け易くなってます。でもポーズ付けセンスの無さがその可動性能の良さを台無しにしているというこの現実・・・ぐはっ!! (吐血 _:(´ཀ`」∠):_
この画像だと上腕部の関節のゴールドや脇の丸イチモールドが見えやすいかと・・・。
関節部に施した加工は他のMSでも応用出来る簡単な情報量アップの方法ですね。この手の回転系関節でそれなりにスペースがある場所に一度ダンモ等を使って段差を作って、メタル系で塗装して上げると素敵になるかと思います。もっとスペースがあればスリット入りプラ版を埋め込む事も可能です。
そして、両手にビームサーベルを構えさせてみました。う、う〜んちょっとねぇ。ポーズがイケてない・・・orz
ま、まぁポーズはいいとして、今回初めてチャレンジしたビームサーベルの根本の塗装がいい感じになっているような気がします。
これはあんまり好きじゃないんですが、ビームガンを構えた時の画像です。
設定でこういう構え方するから仕方ないんですが、なんか様にならない・・・。
ここでも脇がチラッと見えて、プチッとディテールアップした効果が現れていますね。自己満足ですけどw
装甲の裏側はジャーマングレーで塗装しておいて良かったです。ピントがボケて分かりにくいですが、ビームガンの銃口はクロームで色分けしてあります。
そしてここからは変形後の画像です。
メタスさんの変形は非常に簡単なので、初期のHGUCでありながらしっかりと変形してくれます。
設定上MA形態がメインだという事もあり、非常にフォルムが美しいです。Zガンダムに登場しするメカは様々なデザイナーさんが関わっていた事もあってか、個性的で素晴らしいデザインのメカが沢山あってワテクシは大好きです。
この画像だと、機首部センサーの雰囲気が分かるかと思います。近くによってよ〜く見るとグリーンですが、遠くからだと黒っぽく見えます。そして角度によっては奥のシルバーのシールが裏から光ってぼんやりとグリーンに発光して見えるって感じ。
そして変形後の手首が収まる部分は、キットのままだとボールジョイントがハマるポリの穴だけが空いてましたが、手首が回転して前腕に格納されそうな感じにディテールアップしてみました。後ハメ加工のために前腕の内側を別パーツ化させたのですが、それが変形時にパカッと開いて手首が格納される様な動きを連想させる事に一役買ってくれた様な気がします。まぁ個人的な感想ですが。
ランディングギアもスチール、ゴールド、クローム、ホワイトを使用して細かく塗り分けました。
後ろスネアーマーのフレームは、ホワイト、グレー、ゴールド、クロームを使って塗り分けてあります。メタスさんのメカメカしい部分ですね。
足の裏も塗り分けてあります。この角度からのショットでは、せっかく作った足首周辺のディテールもよく見えませんね・・・orz
かな〜り時間をかけて作り込んだんですけど・・・まぁいいんですよ。製作者本人が楽しめれば。
股関節のフレームはMS時用とMA時用をそれぞれ製作してそれぞれの形態で使い分けるようにしてみました。MA時用はフレームが伸びる事になるので、内部フレームが露出する部分があるんじゃね?!って事で回転しそうなディテールを埋め込んでみました。ここもダークスチール、クローム、スチールをそれぞれ使用して塗り分けてあります。
やっぱり一番時間をかけて作ったスネ内側のディテールが悲しくなる程に見え難いですね・・・orz
更にスネ外側のバーニア部分の拡大画像も用意しました。
ここは標準でこんな感じでディテール多めなのですが、色々塗り分ける事で更に情報量が上がってます(多分)。
メタス通常編はこれにて終了です。
次回の記事で対艦戦闘用の追加武装をしたメタスさんのご紹介を脳内設定を添えて解説していきます。
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